霊感とは

今週のお題「ちょっとコワい話」 

 私が1年前に体験したこと

もともと霊感というかなにか胸騒ぎみたいなものをよく感じることがしばしば。でもそれが霊的なものによって起きるものだとは考えていなかった。というよりそういったものを信じていなかったのだと思う。しかし、その考えが全くの間違いであることが判明した。

その日は一日中だるくてずっと寝込んでいた。でも朝も昼もその変な感じは全くなかった。いつの間にか寝ていて起きたら夜中の1時ぐらいだったと思う、喉が渇いていたのでベッドのはしごを降りて台所に向かったんだけど、父母の寝室を過ぎたあたりでいつもの胸騒ぎが起き始めた。その時の私は霊的なものをどこかで怖がっているためだと思っていたのであまり気にしていなかった。その後飲み物を飲み終え、自分のベッドに入った、そうしてしばらくすると小さい頃遊んでいたゲーム機(テトリスとかちょっとした打ち合いしかできないもの)の ぴぴっ ぴぴっ という独特な音がどこからか聞こえてきた。まだ電池残ってたのかと思いながらしばらく鳴りやむのを待っていた。でも全く鳴りやまない、そして何故かなにかとてつもない不安が全身を包んでいくのが分かった。もうその時は頭の中もパニックだった。そのまま寝れずに朝になった。

それから数日して、過酷な部活を終えて疲れ果てている日にまたあの独特な音がどこからか聞こえてきた。そしてまたとてつもない不安が伝わってきた。でもまだ、なぜその音に不安を感じるかもわからなかったし、不安を感じる要素もなかったので先日よりは全然落ち着いていたと思う。そうしている間に気づいたら寝ていた。そして誰かに肩をたたかれる感じがして目が覚めた、もう朝なのかなと思ったんだけどまだまだ朝には暗すぎる。え、と思ったら金縛りにかかっていた。そうしたら自分の右肩側から真っ黒く影をまとった手が、機械のように手首を動かさず自分の肩を何度もゆっくりたたいてきた。そこからはよく覚えていないけど、何度か叫んだ気がする。私はその出来事以来幽霊を信じるようになったし、霊感があるのも自覚した。